LIXILは3月7日、パブリックトイレ向けのIoTサービス「LIXIL Toilet Cloud」の提供を発表した。
同サービスでは、「ベーシックプラン」のほか追加オプションとして定額制修理サービスの「+CAREプラン」が提供される。ベーシックプランには、「清掃業務効率化支援AIアプリケーション」に加え、日々の清掃ではアプローチできない汚れ・つまり・においの原因をプロの技術で落とす「排水管洗浄サービス」、トイレの器具トラブルに対処する「点検サービス」が含まれる。サービスの提供開始は3月9日からとなる。
清掃業務効率化支援AIアプリケーションは、LIXILの自社開発AIがトイレの利用状況をモニタリングし、施設特性やトイレ使用実態に即して最適な清掃業務プロセスをリアルタイムで設計、指示出しするものだ。同アプリの機能により清掃のムダ・ムラを削減し、日々の清掃業務プロセスを最適化できる。
すでに、自社オフィスビルやJR西日本をはじめ、さまざまな施設で共同実証実験を行っている。JR西日本の駅ではトイレ清掃業務プロセスに基づいて清掃することで、従来のトイレ清掃に比べて、定期清掃の回数を減らすことができたという。