Q-Successは3月4日、「HTML5 is now used by over 90% of websites, and by 96.5% of the top 1000 sites.」において、WebサイトにおけるHTML5の利用率が90%を突破したと伝えた。HTML5の利用率はトップサイトにいくほど増加する傾向が見られ、トップ1000サイトにおけるシェアは96.5%に達すると報告されている。
対象 | HTML5シェア |
---|---|
全Webサイト | 90.5% |
上位1,000,000 Webサイト | 91.9% |
上位100,000 Webサイト | 91.6% |
上位10,000 Webサイト | 93.8% |
上位1,000 Webサイト | 96.5% |
HTML5が最初にリリースされたのは2008年1月。2014年10月にはW3C勧告(W3C Recommendation)に位置づけられている(参考「HTML5 is a W3C Recommendation | W3C News」)。後方互換性を確保しながらもプログラムから処理しやすいように配慮されており、WebページのみならずWebアプリケーションの開発にも利用できるように策定が取り組まれてきた。現在では、HTML5はさまざまなWeb技術の中核を担う部分の一つであり、多くのアプリケーションやWebページで利用されている。
HTML 5.1およびHTML 5.2といったバージョンも策定され、それぞれW3C勧告と位置づけられたものの、随時策定が進むHTML5の最新版と特定のバージョンとの差異が広がるという状況が生まれた。現在ではWHATWGの「HTML Living Standard」の最新版がHTML5の最新版という状況がデファクトスタンダートになっている。