米Micron Technologyは3月1日(米国時間)、データセンター向けの176層3D NAND採用SSD「Micron 7450 SSD」のサンプル出荷を開始したと発表した。
同製品は、176層のストレージセルや実証済みの「CMOS-under-the-array」技術などといった独自のNANDが搭載されているほか、独自のDRAM、自社開発のSoCおよび関連ファームウェアの組み合わせにより、ハードウェアおよびソフトウェアの設計から製造まですべて自社で行った 垂直統合型SSDであり、市場における顧客のニーズに迅速に対応し、強化されたデバイスのセキュリティ強化を支援するともしている。
また、通常のワークロードに加え混合ワークロード、ランダムワークロードでの99.9999%のQoSに対して2ms以下のレイテンシを達成し、Microsoft SQL Server、Oracle、MySQL、RocksDB、Cassandra、Aerospikeなどのデータベースの性能を向上することができ、SATA SSDとの比較では、レイテンシは50%近く短縮され、読み取り帯域幅は最大12倍に向上するとしている。
さらに、データセンターのさまざまなニーズに対応する400GBから15.36TBまでの複数のメモリ容量オプションを用意したほか、さまざまなフォームファクターを揃えることで、データセンターワークロード固有の課題に対応可能としている。