台湾で3月3日9時ごろ、台北市、新北市、台中市、新竹市、台南市、高雄市など広い範囲で停電が発生したことを複数の台湾メディアが報じている。台湾電力(台電)の保有する高雄の興達火力発電所の設備が故障した影響だという。
台湾電力では停電発生直後より緊急修理を進めており、台湾メディア各紙によると、当日の午前のうちに電力の供給が再開され、鉄道なども徐々に運転を再開しているという。
なお、今回の停電にはTSMCやUMCが半導体製造工場(ファブ)を有する台南市や新竹市も地域的には含まれている模様だが、現地情報などからは新竹サイエンスパークのTSMCのファブは影響を受けていないという話もでている。ただし、3月3日12時時点でTSMCやUMCからは今回の停電の影響に関する正式な発表は出されていない。