ヤンマーは2月28日、グループ会社の「わくわくパーククリエイト(WPC)」が、わくわくできる心豊かな体験と健康につながる空間を提供する長居公園パークマネジメントプロジェクトを始動し、2022年夏までにさまざまな施設を段階的にオープンさせる計画であることを明らかにした。

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    長居公園 メインエントランス広場の完成予想イメージ

長居公園のリニューアルコンセプトは、「みんなわくわく、明日もわくわく。」としており、公園の管理運営においては、さまざまな環境に配慮した技術を活かした機器の導入なども進めるとしている。例えば植物園の池の水質浄化システムや食品廃棄物を堆肥化するバイオコンポスター、太陽光発電や省エネ機器と連動するエネルギーマネジメントシステムなどを導入する予定としているほか、公園内で使用する電力についてはCO2を排出しないグリーン電力の採用なども行うとしている。

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    資源循環を実現するバイオコンポスター

特に、長居植物園は、2024年の50周年に向けて、植物の本来の魅力を発揮できるよう土壌改良などの再整備を行い、2022年4月1日に先行オープンする予定で、水質浄化システムを提供するウイルステージの協力のもと、池の水質改善に取り組み、水景の美しさを感じる場を創出することに加え、里山ひろばでは、子どもたちが生命とふれあい、自然との共生について体感できる機会を提供することを目指すとしている。また、2022年夏からはアート集団「チームラボ」による光のアート群の常設展示を夜間に開催し、昼夜二部制での営業を行うとしている。

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    水質浄化に取り組む植物園内の大池