NTTデータは2月28日、グループ会社であるNTTデータシステム技術とNTTデータ・フィナンシャルコアを統合し、2022年4月1日に「NTTデータ フィナンシャルテクノロジー」を設立すると発表した。
NTTデータ フィナンシャルテクノロジーでは、2社がコアビジネスとして担ってきた金融分野の大規模なシステムインテグレーションなどの領域を堅持しながら、金融機関の次世代サービスをサポートできる開発体制を構築する。
近年は、規制緩和による異業種の参入や低金利による影響といった事業環境の変化によって、金融機関は事業の変革が求められる。これに伴い、金融機関のシステムを支えるNTTデータグループも、変革に資する新たな開発体制を構築する必要性を感じたとのことだ。そこでNTTデータは、2社の統合に至ったとしている。
NTTデータシステム技術は保険・バンキング・政府系金融・資金証券・クレジット領域におけるシステム開発を強みに持ち、一方のNTTデータ・フィナンシャルコアはバンキング・決済・クレジット領域におけるシステム開発を強みとしている。新たに設立するNTTデータ フィナンシャルテクノロジーでは、両社が培ってきた業界知識や業務知識を集結する予定としている。