清水建設は2月24日、福岡市内の施工現場でmobby ride社の電動キックボード「mobby(モビー)」を試験導入することを発表した。環境負荷の少ないマイクロモビリティで施設内での移動負担軽減を狙う。
試験導入が行われる福岡市のUR箱崎南雨水幹線築造工事作業所は、移転した九州大学跡地に位置する。敷地面積が広く事務所と工事現場まで1㎞近く離れているため、徒歩で10分、自転車で3分近くかかることが想定されていた。従業員は頻繁に現場を往復する必要があり、移動の効率化が重要な課題となっていた。
今回同社は、mobby ride社の電動キックボード「mobby(モビー)」を5台導入し、敷地内での移動に活用。搭載するGPSと通信機能で最高速度を25kmに制御する他、走行に適さないエリアではアクセルを無効化して車体を停止するなど走行の安全性を高める措置を行う。今後も他の工種現場で試験導入を行い、乗車回数、移動距離、乗車時間などの走行データを収集し、移動データの分析を行い、施行現場での更なる移動負担軽減を目指していく。