リアライズは2月21日、飲食店POSデータを分析や需要予測などを行えるクラウドサービスを提供開始すると発表した。同サービスは、飲食店向け日次損益管理サービス「れすだく」を提供するイー・カムトゥルーとの業務提携の一環となり、2022年夏にβ版サービスの開始を予定している。

  • 需要予測サービスのイメージ

同サービスでは、3500店舗以上の店舗管理システムを運用するイー・カムトゥルーが保有する飲食店POSデータを基に、リアライズがデータ前処理(データプレパレーション)、データ品質管理、データ分析を行ってPOSデータの各インデックスを分類し、飲食店の実情に照らし合わせて、経営判断に資するデータの可視化を実施する。

併せて、「来店者数」「売上」「メニュー出数」など、POSデータの過去実績の推移(波形)を教師データとして、AIによる需要予測サービスも提供する予定だ。

両社は同サービスを「れすだく」のオプション機能として提供し、将来的にはセルフBIツールや、データサイエンティスト向けAIツールとして提供するという。また、地域や業種業態ごとにデータの構造化を推し進め、需要予測を基にしたアクションプラン提案にまでサービス内容を拡充する予定だ。