米IBMから2021年にスピンオフ(分離・独立)したITサービス会社であるキンドリルと、フィンランドの通信機器会社であるノキアは2月17日(米国時間)、グローバルネットワークおよびエッジコンピューティングの提携を発表した。
両社はノキアのデジタル・オートメーション・クラウド(DAC)アプリケーション・プラットフォームと、キンドリルのコンサルティング、設計、実装、およびマネージド・サービスを組み合わせたソリューションを展開していく。
両社はすでに、LTE(Long Term Evolution)と第5世代移動通信システム(5G)の実世界でのプライベート展開を実現しているという。LTEおよび5G規格上のソリューションを共同で提供することにより、LTEで利用可能な産業エコシステムをすでに活用している市場機会に対応するとともに、既存のノキアDAC 5Gスタンドアローンに対応したプライベートワイヤレスソリューションを提供する。
ノキアDACは、産業のプライベート無線接続とエッジ・コンピューティングを特徴とするデジタル化サービス・プラットフォーム。ノキアのグローバル・フットプリント、業界の専門知識、アイデア出しから導入・管理までのエンド・ツー・エンドの顧客ソリューションを強化するものだという。
両社は今後、ミッションクリティカルな産業用無線ネットワークへの需要の高まりに対応するため、エッジクラウド、IPネットワーキング、オプティクス、固定アクセス、4Gおよび5Gコア、ネットワークオペレーションのソフトウェア技術に関する統合されたソリューションとサービスの検討と開発を進める方針だ。