西日本電信電話(NTT西日本)と京都大学は2月17日、京都大学プラットフォーム学卓越大学院プログラムにおいて連携し、社会に存在するさまざまなデータを活用して連携する次世代のプラットフォームに関する実証実験を行うための検証環境「Platform Initiative Lab」を共同で整備することを発表した。

なお、ラボの利用開始は2022年6月予定だ。京都大学吉田キャンパスとNTT西日本(NTT WEST i-CAMPUS)に設置し、各拠点間はネットワークにて接続する。

  • 「Platform Initiative Lab」概要図

同ラボではワイヤレスIoT(Internet of Things)センサーや最新のローカル5G(第5世代移動通信システム)無線局設備、IaaS(Infrastructure as a Service)などをはじめとするデータの収集および処理プラットフォームとして不可欠な設備を揃える。

農業、医療、防災といった現場環境においてデータの収集、分析から処理駆動まで可能で、さらにはビジネス想起も可能な「ワンストップな実証実験環境」の提供を目指すという。

両者は今後について、オープンに参加機関や協賛を募ることでさまざまな産業プレーヤーと共創し、プラットフォームに関連する研究開発および実証を通じて、新しいビジネスの創出や同プログラムの目標である次世代プラットフォームの新規創出に貢献できる人材の輩出を目指すとしている。