日本電信電話(NTT)は2月16日、同社の調達基本方針と各種ガイドラインの見直しや再構築を行い、新たに「NTTグループサプライチェーンサステナビリティ推進ガイドライン」を制定したことを発表した。

同社グループが関わるあらゆる事業活動において、高い倫理観の下で人権保護や地球環境保全など、安全安心なサプライチェーンを構築して維持する責任を果たすという。さらに、サプライヤーにも責任ある企業行動を要請するとのことだ。

  • NTTはこの度各種のガイドラインを制改定した

同社では人権や環境、セキュリティ、災害、パンデミックなどの問題を踏まえ、サプライチェーンのあるべき姿を考慮し、同社グループがサプライヤーに遵守を求める内容の見直しを行ったという。その内容を記載した文書として、従来の「NTTサプライチェーンCSR推進ガイドライン」などの内容を再構築し、今回「NTTグループサプライチェーンサステナビリティ推進ガイドライン」を制定したという。

また、「NTTグループグリーン調達ガイドライン」は「NTTグループサプライチェーンサステナビリティ推進ガイドライン」における環境に関する内容を補うものとして「NTTグループグリーン調達基準」に名称を変更し改定している。これらの文書は海外を含む同社グループ会社に適用される。

加えて、これらの調達基本方針やガイドラインなどについては、サプライチェーンを構成する各サプライヤーにも遵守を促すため、同社はサプライヤーエンゲージメント活動を実施する予定だ。これにより、同社はトラステッドなサプライチェーンの構築による社会的課題の解決を積極的に推進し、持続可能な社会の実現に貢献するとしている。