NECは2月16日、沖縄本島と石垣島、宮古島と久米島を結ぶ光海底ケーブル敷設プロジェクトのシステム供給契約を締結したと発表した。契約先は沖縄セルラーで、同ケーブルは2023年夏に完成を予定している。
同ケーブルは総距離が約720kmで、最新の光波長多重伝送方式を採用することにより毎秒60Tb(テラビット)以上の設計容量を実現する。これにより、沖縄の離島エリアにおけるさまざまな場面での5Gの普及に伴うデータ通信需要の拡大に対応する。
海底ケーブルはNECの子会社であるOCCで、海底中継器はNECプラットフォームズで製造している。
沖縄県の海底ケーブルについては、ソフトバンクが今年2月8日に沖縄本島、石垣島、宮古島および久米島を結ぶ大容量光海底ケーブルを整備することを発表している。