あいおいニッセイ同和損害保険とSCSKは2月15日、日本生命保険、三菱UFJ銀行とともに、米Clincの対話型AIに関する共同実証実験1月から開始したと発表した。

企業と顧客をつなぐコミュニケーションは、消費者行動の変容や企業のデジタルシフト、コロナ禍による非対面接客ニーズの高まりなどにより、スピードで変化と高度化が求められている。

しかしながら、従来のオンライン上の自動コミュニケーションツールは、複雑な会話表現や前後の文脈などを理解した臨機応変な対応が難しく、コミュニケーションの内容が限られていたという。

こうした背景から、あいおいニッセイ同和損保とSCSK対話型AIを活用し顧客体験(カスタマーエクスペリエンス)の高度化を目指し、オープンイノベーションに取り組みやすいシリコンバレーにおいて、共同実証実験を実施することにした。

実証実験では、Clincの対話型AIプラットフォームで、SCSKがあいおいニッセイ同和損保の顧客接点業務などに応じたAIモデルをデモアプリケーションと連携した検証環境に構築し、対話型AIの有効性を検証・分析する。

実証実験の結果は各社間で共有し、さまざまなユースケースでの活用可能性を検証する。