企業向けSNSマーケティング支援を中心とした事業を展開をする「テテマーチ」は2月14日、2021年度上期(6~11月)の売上高が前年同期比210%を達成したことを明らかにした。

同社では、新型コロナの感染拡大から、多くの企業がマーケティング施策をデジタルへシフトする傾向が強くなったことが追い風となった結果の売り上げの増加と分析。特に主力事業である「SNSマーケティング事業」の売り上げは、前年同期比201%を記録したほか、Instagram分析ツール「SINIS」は同345%、コミュニケーションキャンペーンツール「boite」は同109%となったとする。

また、SINISについては、無料プランから有料プランへの移行率は2020年度(2020年6月~2021年5月)比で2倍に増加したという。この要因について同社では、「企業内でのアカウント運用が活性化し、PDCAを回す過程で分析が必要となった」、「コロナ禍により企業がデジタルマーケティングの強化を開始し、特に九州や四国を中心とした」、「コロナ禍により企業がデジタルマーケティングの強化を開始し、特に九州や四国を中心とした地方企業が本格的に取り組み出したことにより地方企業からの問い合わせが急増した」、「Instagramでのライブ配信(インスタライブ)や地図検索などのプラットフォームの機能向上によりビジネスシーンでの利用がしやすくなった」という市場背景に加え、さまざまなサービス向上施策が功を奏したと分析している。

  • テテマーチの売り上げ推移

    テテマーチの売り上げ推移。7期のみ上期の数値 (出所:テテマーチWebサイト)

なお、同社が2021年11月に行った企業の営業企画・マーケティング・商品企画・宣伝従事者530名を対象としたSNSマーケティング予算についての調査からは、年間1201万~2000万円以下の回答が7.2%、年間2001万以上~が14.7%となっており、5社に1社がSNSマーケティングに月100万円以上の予算を使用していることが浮き彫りとなったとしている。