例年、クリスマスやバレンタインデーなどのイベントが近づくと、それに合わせて出会い系サイトを用いた詐欺やフィッシングキャンペーンなどのサイバー犯罪が増加する傾向にある。Malwarebytes Labsは2月7日(米国時間)、バレンタインデーに注意するべき詐欺の種類や、その被害に遭わないようにするための方法を特集している。
Malwarebytes Labsは、バレンタインデーに活発になる詐欺の種類として以下を挙げ、それぞれの特徴や危険を察知するためのサイン、そして被害の回避方法を紹介している。
- ロマンス詐欺:恋愛を装って金銭の送付を要求したり、偽の投資話を持ちかけたりする
- セクストレーション:プライベートな(多くの場合、性的な)写真やビデオなどを送らせるなどして、それを脅しに利用してビットコインを要求したり、さらに多くの写真やビデオを要求したりする
- 偽の出会い系サイト:出会い系サービスを装って個人情報やクレジットカード情報などを入力させる
- フィッシング詐欺 :バレンタインデーをテーマにした電子メールやSMSメッセージを送信し、個人情報やクレジットカード情報などを入力させる
詐欺師は特別なイベントで人々の心が浮かれがちになるタイミングを狙っている。特にこの2年間は、COVID-19の蔓延で自粛生活を余儀なくされており、普段以上に他人との触れ合いを望む人も少なくないだろう。Malwarebytes Labsは、「バレンタインデーが間近に迫ったら、チャット、クリック、返信などといったアクションをする前に、一呼吸置いてよく考えてみてください」と注意喚起している。