Microsoftは現地時間2022年2月8日、Microsoft Excel(以下、Excel)で独自関数をブック全体で使用できるLAMBDA関数を一般公開した旨を公式ブログで報告した。Windows版はバージョン16.0.14729.20260以降、macOS版はバージョン16.56(ビルド21121100)以降、iOS版はバージョン2.56(ビルド21120700)以降、Android版はバージョン16.0.14729.20176以降が対応する。本機能をすべて利用するには、Microsoft AppSourceから「Advanced formula environment, a Microsoft Garage project」をインストールしなければならない。

  • Advanced formula environmentによるLAMBDA関数の作成(画像は公式ブログより抜粋)

    Advanced formula environmentによるLAMBDA関数の作成(画像は公式ブログより抜粋)

既存の関数を取り込むLAMBDA関数は、新たに関数のツールヒントや従来の16倍となる3200文字まで再帰限度を引き上げた。また、高度な数式を作成するためのAdvanced formula environmentを公開し、数式の記述や管理を容易にしている。LAMDA関数は2020年12月にOffice Insider向けチャネルのExcelに公開していた。