ソフトバンクは2月8日、沖縄エリアの通信インフラ整備に向けて、沖縄本島、石垣島、宮古島および久米島を結ぶ大容量光海底ケーブルを整備することを発表した。沖縄セルラー電話と西日本電信電話(NTT西日本)の2社と共同整備に関する基本協定を締結した。

  • 光海底ケーブル完成イメージ

同協定は、沖縄本島から石垣島、宮古島、久米島をループ構成でつなぐ総延長約1,010kmの光海底ケーブルを共同整備する取り組みで、2023年夏に完成する予定。沖縄本島~石垣島ならびに宮古島~久米島の2区間(約720km)は、沖縄セルラーが中心となって光海底ケーブルを新設する。

なお、新設する光海底ケーブルには最先端の光波長多重伝送という方式を採用し、60Tbps(テラビット毎秒)以上の設計容量を実現する計画。また、石垣島~宮古島と久米島~沖縄本島の2区間(約290km)は、NTT西日本および沖縄県が保有する既設ケーブルを活用し整備する。3社は、沖縄の離島エリアに高速・大容量かつ冗長性を有した基幹ネットワークの構築を目指す。