ラックは2月7日、デジタル化された情報の改ざんや漏えいを防ぐサイバーセキュリティに関わる仕事を紹介する『サイバーセキュリティ仕事ファイル 1 ～みんなが知らない仕事のいろいろ～』（以下、サイバーセキュリティ仕事ファイル）を公開した。

同社の研究開発部門「サイバー・グリッド・ジャパン」のICT利用環境啓発支援室が、学生や若手のサイバーセキュリティ分野に対する認知と興味関心を高め、将来やってみたい仕事として同分野を選択肢に入れてもらうことを目的に作成した。同書内では「インシデントハンドラー」「Webアプリケーション診断士」「サイバー犯罪捜査官」など、12の職業を紹介している。

  • サイバーセキュリティ仕事ファイル1

同書は専門用語を平易な言葉に置き換えており、小学生にも理解しやすい入門書レベルを目指したという。身近な事例などを記載することで、学生や就職活動生、同分野の仕事を知りたい人、すでに企業に勤めている人にも役立つ内容であるとのことだ。

また、同社内外で実際にサイバーセキュリティ分野の仕事に従事している人へインタビューした声も反映しており、各担当者のエピソードや経験も掲載している。必要な資格やあると望ましい能力など、学生や就職活動生が将来の職業を検討する際の具体的な参考にもなる。

さらに、サイバーセキュリティについて学ぶ中で次第に多くの疑問が生じることを想定し、仕事紹介に出てくる言葉や、これからサイバーセキュリティの仕事を目指す人に向けたコラムも掲載しているという。コラムによりサイバーセキュリティおよび同分野の職業に対するさらなる理解に寄与するとしている。