Sansanは2月4日、2023年10月に導入されるインボイス制度へ対応するため、同社が提供するクラウド請求書受領サービス「Bill One」に、発行・送付機能を順次追加していくことを発表した。
Bill Oneは、郵送で届く紙の請求書やメール添付で送付されるPDFの請求書など、さまざまな方法・形式で送られる請求書をオンラインで受領できる、クラウド請求書受領サービス。同サービスに、まずは請求書送付機能から実装し、来年秋頃にはインボイス制度に対応した請求書発行機能を実装する予定だ。
具体的には、作成した請求書をBill One上にアップロードすると、取引先へ一括送付できる。従来の印刷・封入作業をなくし、取引先に早く請求書を届けることが可能だ。また、送付した電子請求書を取引先が開封したのかを確認して、取引先の対応状況を把握できるようになるため、入金遅延のリスクが低減される。
今秋追加される電子請求書の一括発行機能では、CSVファイルをBill Oneに取り込み、Bill One上で請求書を作成し、取引先へ一括送付することができる。請求書作成から送付・取引先の開封確認までをクラウド上で完結できる。
同社は受領・発行両面から請求書業務をデジタル化し、月次決算の加速を推進していく方針だ。