NECは2月4日、NECパーソナルコンピュータが製造した自治体や教育機関に販売したGIGAスクール向け端末「Chromebook Y2」の一部において、製造工程で余分なネジが混入した端末が見つかったことから、自主点検を行うと発表した
対象機種は、Chromebook Y2など以下の5機種。
対象端末 | 対象生産期間 | 対象生産台数 |
---|---|---|
Chromebook Y2 | 2020年7月~2021年10月 | 98.6万台 |
Chromebook Y3 | 2021年6月~11月 | 14.2万台 |
VersaPro E タイプVR VR-8 | 2020年10月~2021年10月 | 10.9万台 |
VersaPro E タイプVR VR-9 | 2021年5月~2021年8月 | 0.5万台 |
VersaPro E タイプVR VR-A | 2021年8月~11月 | 48台 |
具体的な回収方法・時期などについては自治体や教育機関と調整の上、決定するとしている。詳細はこちらを参照。
なお、「Chromebook Y2」などにおいてケーブルの組み立て不良により、ケーブルが周辺部品と擦れて損傷しショートしたことで発煙・熱損に至った事案も6件確認されており、この不具合に関連する部位も今回あわせて点検するという。
同社では、仮に端末にネジが混入していた場合も、端末を落下させるなどの強い衝撃を加えない限り、バッテリーの破損や発煙・熱損などには至らず、利用については問題ないと判断しているという。
なお、点検までの利用上の注意点として、以下を挙げている。
・落としたりぶつけたりしないよう、平らで十分な強度がある場所で使用する
・ひざの上で長時間使用しない
・運搬・保管する際には、必ず電源を切り、電源コード、ACアダプタのプラグをコンセントから抜く。また、液晶ディスプレイを回転させ外側にした状態にせず、画面を閉じた状態にする