Microsoftはこのところ、Windowsのアドバンスドユーザー向けツールである「Microsoft PowerToys」に対して魅力的な機能の追加を続けている。そして先日、「Microsoft PowerToys version 0.55.1」が公開された。このバージョンでは、機能追加は行われていないが、PowerToysユーザーはぜひ適用しておきたいバージョンとなっている。
Microsoft PowerToys version 0.55.1における主な変更点は次のとおり。
- ショートカットガイド、マウスハイライター、マウスポイント十字線表示機能を無効化した後も、これら機能のショートカットキーとして設定されたキーが入力を受け付けてしまっており、本来のショートカットキーが機能しない問題を修正(共有コードパスを使用するマウスユーティリティが増えたことでバグが特定された)
- アップデート/インストール後にユーザーとして起動するところが管理者として起動する問題を修正
- 設定が正しく保存されないバグを修正
- マウスポインタ十字線表示機能がクラッシュする稀な条件バグを修正
- 使われていないコードパスと未使用DLLファイルの削除
- 扱いやすくするためのUXの調整
- 仮想デスクトップユーザーに影響があったため、Window Walkerに加えた改善を差し戻し
Microsoft PowerToysはアドバンスドユーザにとって便利なツールであり、Windowsをカスタマイズする上で欠かせないユーティリティだ。しかし、開発版であり依然としてもバグも多い。今回リリースされたバージョンには新機能の追加は行われていないものの、バグの修正が行われており使い勝手に影響を与えるものになっている。Microsoft PowerToysを利用している場合には適用しておきたいバージョンといえる。