SOMPOリスクマネジメントとマクニカは2月2日、AIによる映像解析機能を備えた「フォークリフト運転診断サービス」の提供を発表した。同サービスは、人が映像解析を行っていたSOMPOリスクマネジメントの既存サービスに、マクニカが開発したAIモデルを実装したものだ。

  • フォークリフト運転診断の流れ

AIにはマクニカのAI専門家組織ARIH(AI Research & Innovation Hub)のAIライブラリが活用されており、解析した映像から97%以上の高い精度で危険運転映像の検出に成功したという。同社は引き続き、同サービスにおけるAIの運用・監視を支援する。

SOMPOリスクマネジメントからは、フォークリフト用ドライブレコーダー(データテック社製:最大5台)を1週間貸し出す。取得した映像をAIで解析して、急発進、急加速、急旋回などの危険運転データを抽出。現場の状況や運転状況が把握できる危険運転映像と、AIによる診断結果をレポートにまとめて提供する。

費用は1台あたり37万5千円で、2台目以降は1台あたり30万円となる(データテック製ドライブレコーダー既装着車の場合は1台当たり30万円)。