ジュニパーネットワークスはこのほど、Mist CloudおよびMist AIを使って、SD-WANソリューション「Session Smart Router」の全面的な導入、設定、運用ができるようになったと発表した。
同社は128 Technologyを買収してSSRの運用にAIを適用し、「Juniper Mist WAN Assurance」クラウドサービスの提供を開始したほか、AIを活用した仮想ネットワークアシスタント「Marvis」をSSRへ適用することで、ユーザーが問題に気づく前に、IT部門は自然言語を用いたクエリにより、ネットワークの問題を迅速に特定し修復できる。
今回、SSRのDay 0(プロビジョニング)/Day 1(設定)においてMist Cloudを有効にすることで、AIドリブンなSD-WANのビジョンが実現された。これには、ルーティングやセキュリティポリシーの定義と適用、ピアパスの設定など、既存のオンプレミスのSession Smart Conductorでの設定要素が多数含まれる。
SSRシリーズのアプライアンスにはSSR120とSSR130があり、小規模および中規模のブランチプラットフォームに、LTEをはじめとする複数のWANリンクオプションを提供する。2022年上半期には、ヘッドエンド、データセンター、クラウドでの導入向けにSSR1000シリーズを提供する予定。