日本電信電話(NTT)は2月2日、VR空間プラットフォーム「DOOR」において、アバターによるガイダンス業務を同日より開始することを発表した。
今回の取り組みは、分身ロボット「OriHime-D」のアバターを、オリィ研究所が提供する障がい者就労支援サービス「AVATAR GUILD」より派遣された障がい者など外出困難者が、DOORバーチャルサロン内での分身ロボット「OriHime-D」のアバターをパイロット操作し、DOORを訪れた利用者にガイダンス業務を行うもの。DOORの利用者は、OriHime-Dアバターに話かけることで操作方法を聞いたり、必要な情報を得たりすることができるという。
同取り組みにより障がい者など外出困難者は、実空間だけでなくVR空間においても就労の機会を得られるのに加え、DOOR利用者とのコミュニケーションを通じた社会参画が可能になるとしている。
また、2月2日より、DOOR バーチャルサロンにおいてAIアバターを活用した受付応対等の取り組みを開始する。NTT研究所技術をベースにNTTグループが開発したAIアバターによる自動応答により、バーチャルサロン内におけるコンテンツの説明による情報提供に加え、音声情報、顔の表情や声の抑揚などといったノンバーバル情報も統合学習し対話応答することが可能なAIアバターと会話を体験できるという。
NTT DOORバーチャルサロンでは、NTTの取り組みやDOORにおいて提供しているサービスなどさまざまな展示を楽めるほか、同サロン内において「分身ロボットカフェ DAWN ver.β」にて利用可能な割引クーポンを期間限定で配信する。