シャープは2月2日、デジタルフルカラー複合機のシリーズを刷新し「BPシリーズ」(12機種)を発表した。発売日は2月22日または4月下旬で、価格は125万円〜(税別)。
BPシリーズではクラウドとの連携機能を強化し、「OneDrive」や「Google Drive」「Dropbox」などのクラウドサービスに加え、新たにコラボレーションツール「Microsoft Teams」にも対応。スキャンしたデータをクラウド上の指定したフォルダに直接保存でき、オンライン会議の画面に表示して情報共有や議論に活用できる。保存したデータは、パソコンを介することなく、同機の操作だけで印刷することも可能だという。
同社のスマートオフィスサービス「COCORO OFFICE」にも対応し、オフィスで受信したファクスを、外出中やテレワーク時にもパソコンやスマートフォンなどから確認することが可能。日々の印刷枚数やカラー・モノクロ出力比率などをグラフで見やすくレポートする「COCORO OFFICEレポート」サービスも利用できる。
また、スキャン機能が進化した。新搭載のAIの活用により読み込んだ原稿の色数や階調を判定し、自動で最適なモードに設定。色数が少ない原稿はフルカラーではなく、少数色モードでスキャンし、データ容量を抑えてファイル化できるという。不定形サイズの原稿をスキャンする際にはその大きさや傾きも検知して補正する機能も備え、細かい設定をすることなく最適なモードで簡単にスキャンできるということだ。
さらに、ファームウェアに電子署名を付与し、バージョンの管理や偽造ファームウェアの検出を自動で行う。BIOSを定期的に検証する機能も搭載し、ファームウェアやBIOSにセキュリティ上の異常を検知すると修復を試みるということだ。