セイコーソリューションズは2月1日、データセンター事業者やSaaS事業者に向けて、SSLサーバー証明書(SSL証明書)の管理負荷を軽減する「SSL証明書管理ソリューション」を2022年4月より提供を開始すると発表した。
インターネットでの通信は、盗聴や改ざんを防ぐために、暗号化されたSSL通信が主流になっている。このSSL通信に用いられるSSL証明書には有効期限があり、期限切れによりWebサービスを停止させてしまう恐れがある。
また、現在は1年程度の有効期限が、今後はセキュリティ強化のために短縮していくことが検討されており、運用管理の負荷や煩雑さが増すことで人的なミスによる機会損失も考えられるという。
セイコーソリューションズが提供する「SSL証明書管理ソリューション」は、サーバーやネットワーク機器で利用されている証明書を自動検出し可視化することで、有効期限管理によるうっかり失効や不正利用を防止する。管理対象の証明書を自動的に検出し有効期限をメールで通知するため、個別の管理が不要だ。
また、面倒な証明書発行処理も代行し、証明書の数だけ実施していたインストール作業も自動化することで管理者の作業負荷を軽減する。多くのSSL証明書を運用管理するデータセンター事業者やSaaS事業者の負荷軽減と、機会損失の防止につなげるとしている。