電通デジタルは2月1日、Webサービスやアプリの煩雑さを定量的に評価する「GOMS-KLM」モデルを起点にUI/UXのシンプル化を支援するサービス「UI/UX Diet Circuit」の提供を開始すると発表した。

同サービスは、Web・アプリサービスの煩雑さといった指標に対し、UI/UX評価モデルであるGOMS-KLMを活用し数値化・可視化を行う。

  • UI/UX評価モデル「GOMS-KLM」概要

もともとPCサービスを評価するために開発された「Mentally preparing:心理的準備」「Keying:キー入力」「Homing:ホーミング」「Pointing:ポインティング」「Response:応答時間」の5つの評価軸に加え、あらゆるデバイスに対応させるため「View Image:画像認識」「Read Text:文字を読む」「Eye Move:視線の動き」の3つの指標を新たに追加し、ユーザーの利用文脈に則してサービスを評価する。その結果をもとに課題抽出を行い、さらにログやファネル解析と併用することで、課題の真因にフォーカスすることが可能になるとのこと。

また、初期仮説をもとにオンラインワークショップを開催する。ワークショップで創出したアイデアをもとに、プロトタイプツールを利用し短時間でプロトタイピングを行い、ストーリーボードの内容を可視化する。

最後に完成したプロトタイピングを、実際の利用者に対してオンライン上のリモートユーザーテストを行い、その受容性や現状サービスとの比較検証を行う。また、プロトタイピングに対してもGOMA-KLMを活用したサービス評価を実施することで、実施前後の数値比較も同時に行うとしている。