旭化成ホームズは、災害発生時に災害情報や設備復旧情報、建物の被害状況の報告などを行えるプッシュ型の自動プログラム「災害BOT(仮称)」の運用を同社ヘーベルハウスユーザー向けの会員制ネットクラブ「HEBELIAN NET.」で2月1日より開始する。

  • 災害BOT(仮称)」運用イメージ(同社資料より)

    災害BOT(仮称)」運用イメージ(同社資料より)

「災害BOT(仮称)」は、地震などの自然災害時に震度や該当エリアなどあらかじめ設定した条件に適合した会員に対して、5分から180分後と12時間経過後の2回自動配信。震度や震源などの災害情報や緊急時の対処方法、被害報告入力フォームなどのリンク先を掲載したお見舞いメールを発信。フォームでは被災により発生した建物の被害情報などを写真添付でき、被害状況の把握と効果的なフォロー体制構築に活用される。

  • 災害発生時に送信する見舞いメール例(同社資料より)

    災害発生時に送信する見舞いメール例(同社資料より)

緊急時の対処方法については、電気、ガス、給湯器、シャッターなどのライフライン復旧方法などが掲載。ガスメーターの復旧や停電時の太陽光発電設備からの電気供給など、災害時の応急処置に必要な情報がコンパクトにまとめて届けられる。同社は、2020年にIoT防災情報システム「LONGLIFE AEDGiS(ロングライフイージス)」の開発を発表。HEMS(Home Energy Management System)端末で水害発生時に入居者へ情報を発信する機能を追加するなど、住宅メーカーならではの取り組みで大規模災害に備えている。