セゾン情報システムズは1月27日、INSネット デジタル通信モード終了に伴う代替ソリューションとして、インターネット環境のPCIDSS対応が可能な金融業向けSaaS型「HULFT Multi Connect Service」を2月1日より提供開始すると発表した。価格は1サービス月額100万円から。

新サービスは、2024年1月のINSネット ディジタル通信モード終了に先駆け、これまでINSネットを利用してEDI(電子データ交換)を行っていた企業向けに、インターネットを経由したファイル連携サービスを提供するもの。

  • 「HULFT Multi Connect Service」の概要

従来のインターネットを経由したEDIは、INSネットを利用した通信回線と比較すると高速なデータ転送が可能だが、セキュリティ対策が不十分だったという。

これに対し、新サービスはPCIDSSに準拠(認定)しており、HULFTを活用したTLSやAESによる暗号化されたファイル連携が可能となっている。

また、取引先と接続するための対外フロントシステムとつなぐことにより、システム全体に影響を与えずINSネットからの切り替えることができる。

同社は新サービスについて、年内に金融業界以外の業種・業界に新サービスの展開を計画しているほか、提供開始予定の次世代クラウド型データ連携プラットフォーム「HULFT Square」上でも提供を予定している。