Googleは1月25日、社会課題をテクノロジーで解決に導くスタートアップを対象とした3カ月集中型のプログラム「Google for Startups Accelerator Class 4」に参加する8社を発表した。
同プログラムはGoogleの社員や外部のアドバイザーによるワークショップなどを通じて、技術や組織運営などのトレーニングと個別のメンターシップを提供し、参加企業の成長を支援するものだ。すでに商品またはサービスを市場に投入しており、市場的価値が見込まれスケールする将来性があるスタートアップを対象に展開している。
今回発表された参加企業は「CogSmart」「Hubble」「Latona」「NearMe」「PocketMarche」「Study Valley」「Tutorial」「unerry」の8社。
「CogSmart」は頭部MRI画像などを利用した脳健康測定とBrainSuiteプログラムを通じて、認知症にならない健康脳づくりの普及を目指す。「NearMe」は独自のAIによりルートを最適化したタクシー相乗りサービスを展開する。また、「PocketMarche」は全国の農家や漁師と直接やり取りしながら旬の食材を購入できる産直アプリなどを手掛ける。「将来の展開と影響力に関して、高い可能性を持つ」「経営チームは英語でのコミュニケーションが可能」といった条件を満たした企業が選出されている。
2月21日に「プログラム・ブートキャンプ1」の開催が予定されており、5月までに計3回のブートキャンプが催される。参加企業はこれらのプログラムを通じて、社会課題解決に特化したセッション、機械学習などのテクノロジーに関するセッション、オンラインメンタリングなどを受講するという。