キンドリルジャパンとTISインテックグループのTISは1月25日、ITインフラの領域において共同運用や共同サービス提供に関する協業を推進していくと発表した。
キンドリルはIBMからの分社化により、マネージド・インフラストラクチャ・サービス事業を引き継いだ。これまでに構築したTISとのパートナーシップをさらに強化し、ITインフラ領域における共同運用や共同サービスの検討を進めるという。
デジタル変革によって継続的に企業価値を高めていくためには、ビジネスを支えるITインフラについても安心かつ安全で高品質なシステムの構築や、効率化と最適化を図った運用が求められる。そこで両社は、互いの強みを生かしながら共同でサービスを提供することで、顧客にとってさらに価値の高いITインフラの実現を目指すという。
キンドリルはミッションクリティカルなITインフラの設計や構築、管理、モダナイズに携わってきた知見やスキルと、グローバル展開、メインフレーム活用の経験を持つ。一方のTISは金融業界やカード業界におけるアプリケーション領域で市場優位性を持っており、強固なセキュリティと安定性に強みがあるとしている。
両者は協業の第一弾として、金融業界やカード会社における大規模なプロジェクトを対象に共同運用や共同サービスの提供に向けた検討を開始する予定だ。