GMOインターネットは1月24日、 サイバーセキュリティ事業を展開するイエラエセキュリティを子会社化することを発表した。電子認証サービスを中核としたセキュリティ事業に加え、 サイバーセキュリティ事業にも本格参入する。今回の子会社化により、 イエラエセキュリティは2022年3月の定時株主総会における議案承認を前提として、「GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社」に商号を変更する予定。
イエラエセキュリティは、Webアプリ、スマートフォンアプリおよびIoT(モノのインターネット)機器を対象にしたセキュリティ脆弱性診断サービスなどのサイバーセキュリティ事業を展開している。同社は、ホワイトハッカーが中心となり2013年2月に設立され、所属するホワイトハッカーは82名(2021年12月時点)と、国内最大規模のホワイトハッカー組織を有しているという。
GMOインターネットグループは、サイバーセキュリティ事業へ本格的に参入し、電子証明書発行サービス、電子契約サービス「電子印鑑 GMO サイン」を中核とした電子認証・印鑑事業に加え、セキュリティ領域での事業展開を拡大させる方針。
同社は今後、新拠点「GMOタワー」内に「GMOサイバーセキュリティセンター」を設け、グループ内の専門人財の交流・育成を行うことで、 次世代を担うトップエンジニアやホワイトハッカーの育成、 技術力のさらなる向上に向けた取り組みを加速していくとのことだ。