Windows 11のゴミ箱は1つだけれども
Windows 11のゴミ箱は1つだ。左上に配置されている。通常はこれで問題ない。現在、仕事で使われているPCはノートPCが最も多いと見られており、ノートPCのディスプレイサイズなら、ゴミ箱は1つあれば事足りる。
しかし、外部ディスプレイを接続したり、複数の外部ディスプレイを使ったりするようになると事情が変わってくる。新型コロナウイルス感染症の影響でテレワークが普及すると、ノートPCに外部ディスプレイを接続して利用するというスタイルも出てきた。ある程度広いディスプレイのほうが作業効率が高いというのはよくある話だが、ディスプレイが広くなるとゴミ箱が足りなくなってくるのだ。
例えば、次のスクリーンショットは、4Kの外部ディスプレイを2つ接続してWindows 11を使っているところだ。
この場合、ゴミ箱は2つある外部ディスプレイの左側の上に1つだけ配置されている。
部屋が複数あれば、ゴミ箱も部屋ごとに用意する。しかしWindows 11では、いくつディスプレイを接続してもゴミ箱は1つしか現れない。右側のディスプレイで作業をしていてゴミ箱にファイルをポイッと捨てようと思えば、一番左上までずるずると移動させなければならない。
できれば、右側のディスプレイにもゴミ箱が欲しいところだ。
Windows 11にゴミ箱を増やすわかりやすい設定は用意されていないのだが、機能としては可能だ。例えば、次のスクリーンショットを見てみよう。
よく見ると、左上にゴミ箱が2つあることを確認できると思う。
ゴミ箱の1つを右側のディスプレイの左上に移動させれば、次のようになる。
これは別に1つのディスプレイでもよい。左上と右下の両方にゴミ箱が欲しいなら、次のようにすればよい。
ゴミ箱が好きで四隅に欲しいというのはそれも可能だ。次のようになる。
このようにデスクトップに表示するゴミ箱は増やすことができる。設定が提供されているわけではないが、ゴミ箱を増やしたい場合にはこの方法を試してもらえればと思う。