OmniVisionはCES 2022にあわせ、7つの新製品を含む10本のプレスリリースを発表しているが、これについて改めて概要の説明がオンラインの形で行われたので、まとめて紹介したい。
OmniVisionの会社概要は2020年の説明会でも一度触れているが、今年同社はロゴを一新(Photo01)。
2020年の発表時の年表には含まれていないが、2020年にTDDI(Touch/Display Integration)をSynapticsから間接的に買収しており、これを含めて製品ポートフォリオを拡充している(Photo02)。
拠点も2年前からだいぶ増えており(Photo03)、国内でも5拠点が用意され、しかも毎年増えているという話であった。
ちなみにイメージセンサーで言えば、いくつかのジャンルではシェアNo.1を獲得できており(Photo05)、No.3のTDDIにしても年率121%という高い売上の伸びを示しているあたり、今後期待できるとしている。
さてCES 2022で発表された製品であるが、まずAutomotiveのDMS(Driver Monitoring System)向けには「OX05B1SC」が発表された(Photo07)。
サラウンドビューやリアビュー/eミラー向けには「0X03D4C」が、また自動運転に対応するLFM(LED Flicker Mitigation)機能を搭載した8MPixelのイメージセンサとして「0X08B40」が発表された。
ついでMobileデバイス向けだが、ハイエンドスマートフォン向けの200MPixelセンサである「OVB0B」が紹介された(Photo10)。
またタッチインタフェースとして、Full HD 144Hzに対応した「TD4377」も発表された(Photo11)。
Mobile向けに分類して良いのかはちょっと「?」ではあるが、アイトラッキング向けのソリューションも説明があった(Photo12)。
PC向けで言えば、これは新製品ではないが「OV02C」がDellのLalitudeに搭載されるというアナウンス(Photo13)があった。
次の2つは2021年のニュースであるが、医療向けにまず内視鏡向けの「OA0FAおよびOAH0428」(Photo14)の紹介と、それに先んじて使い捨て内視鏡向けのケーブル付きカメラモジュール(Photo15)の説明も行われた。
いずれの製品も現在サンプル出荷中であり、車載向けのOX05B1Sは2023年第1四半期に量産出荷開始予定との事であった。