SB C&Sとobnizは1月18日、デバイスやサービスをパッケージにしたセンサーソリューションで企業のIoT化を低価格で実現可能というIoTサービス「Sense Connect(センスコネクト)」を共同開発し、第1弾のサービスパッケージとして食品衛生管理で使用する「Sense Connect for HACCP(センスコネクト フォー ハサップ)温度管理」を提供開始した。
Sense Connectは、管理する機器や場所に取り付けるセンサーやobniz(オブナイズ)ゲートウェイなどのデバイスと、データの可視化や通知といったクラウドサービスをパッケージにしたセンサーソリューションであり、企業のIoT化をワンストップで実現する。
Bluetooth搭載の各種センサーから取得した計測値のデータや周囲状況のデータを、センサーのファームウエアをクラウド化したobnizゲートウェイに一括で収集・集約する。データは、Wi-Fiまたは携帯電話の無線通信を利用してユーザーのPCやタブレットなどの可視化ツールやメールなどの通知機能で確認できる。
Sense Connect for HACCP温度管理は、HACCPによる衛生管理で必要な温度管理の計測を自動化するもの。冷蔵庫に取り付け可能なセンサーにより庫内温度を自動計測し、離れた場所からPCやスマートフォンで計測データを確認でき、異常値の場合は管理画面やメールでアラート通知を行う。また、時系列データの帳票作成や、複数台、複数拠点の一括管理にも対応する。
Sense Connectの提供にあたっては、SB C&Sが主に企画、営業、マーケティング、サポートを担当し、obnizが主に企画・開発、運用、保守などを担当するなど、両社が共同でサービスを展開・推進していくとのことだ。