ヤマト運輸は、コロナ禍でのテレワーク環境や改正個人情報保護法での需要増に対応するため、「機密文書リサイクルサービスECOBox」のサービス内容を廃棄量に合わせてサイズを追加するなどリニューアルし、2月21日から提供することを発表した。
リニューアルでは、1箱単位で精算されるボックスタイプに新規に、SサイズとLサイズを追加。セールスドライバーによる社員の自宅への回収に加え、全国にある最寄りのヤマト運輸直営店への持込みにも対応し、支払いも法人契約に基づく月締めの一括支払いが可能となる。
同社の機密文書リサイクルサービスは、機密書類を入れた専用の箱をヤマト運輸が回収、未開封のままボックスごと100%溶解処理を行い、溶解した素材の完全リサイクルを行うというもの。溶解処理証明書が発行され、証明書はヤマトビジネスメンバーズのサイトでダウンロードすることができる。本年4月の改正個人情報保護法により、個人情報を扱う企業や個人は、今まで以上に情報の処理対応を厳密に行う必要が生じる(個人情報保護委員会「令和3年 改正個人情報保護法について」)。同サービスのリニューアルは、そのような状況に対応するものとなっている。サービスは今後、自宅マンションの宅配ロッカーやPackcity Japan(パックシティジャパン)が運営するオープン型宅配便ロッカーなど、非対面での集荷にも対応していく予定。