図研プリサイトは、製造業の品質保証部門を対象としたソリューション「Qualityforce(クオリティフォース)」の最新バージョンの販売を、1月17日より開始した。
同社は2021年4月から、独自のAI技術を活用して、過去のクレームの「症状」、「原因」、「対策」を分析し、「責任の所在」や「原因」別に自動分類し、新たにクレームが生じた際に、それら過去の類似クレームから「原因の推定」、「取りうる対策とその根拠」を提示し、初動対応を支援するサービス「Qualityforce」を販売している。
発売を開始した最新バージョンでは、レポート作成機能を搭載。Microsoft Office(Word、Excel、PowerPoint)でテンプレートを作成し、データ項目とテンプレート内の出力先を対応付けることで、定型帳票を自動作成可能だという。
クレームの原因と対策をまとめた社内向けの経緯報告書や、顧客向けの調査報告書など、レポート作成にかかる工数を削減することができるとしている。
また、最新バージョンでは、従来から作成できた「パレート図」に加えて、品質管理(QC:Quality Control)には欠かせない「連関図」や「マトリックス図」を、条件を指定するだけで簡単に作成することが可能。
連関図は、問題や要因のノードがマウスドラッグで動かせるため、紙やイラストデータで作成した図に比べて、複雑な要因間の因果関係を把握することができるという。
また、マトリックス図は、各要素の関連の有無や度合いのヒートマップ表示が可能。問題の所在や全貌が一目で見渡せるようになるため、解決手段の着想を得るなど、問題解決を効果的に進めていくことに活用できるという。