日立ソリューションズは1月18日、ガバナンス、リスク、コンプライアンス(GRC)業務を支援するというクラウドサービスである「グループタスク リマインダーサービス」において、社内調査の回答を促進する「リサーチ機能」と、組織に紐づかない役割を効率的に管理できる「ロール管理機能」を拡充したプレミアムプランを提供開始する。価格は個別見積。

  • 提供機能のイメージ

ESG経営や法規制への対応などにより企業におけるGRC業務の必要性が高まっているといい、社内の情報管理や従業員教育など、高度化・複雑化する業務の効率向上は喫緊の課題だと同社はいう。

従来、メールで送付する依頼事項や調査の通知は従業員が見落としたり保留したまま忘れたりすることもあり、施策の管理者にとっては実施のフォローや集計業務が大きな負担となる。

グループタスク リマインダーサービスは、日立グループを中心に約5万人が利用するというGRCツールの1つ。イントラネットのポータルサイトやMicrosoft Teams上で、対象の従業員にタスクを通知し、メールなどでフォローし続けることで、依頼事項の確実な遂行を支援する。

新機能のうちリサーチ機能は、全対象者からの回答を必要とする誓約書提出やセキュリティ調査などの社内調査をテンプレートで容易に作成でき、未回答者にはワンクリックでフォローできるため、期限内の回答率の向上が可能になるという。

ロール管理機能は、環境管理や情報セキュリティ管理など、組織に紐づかない役割の担当者の登録・変更も効率的に行える。さらに2022年春には、依頼事項の未実施者や社内調査の未回答者に対して、メールやTeamsのメンションにより一括でフォローする機能を提供する予定だ。