NRIセキュアテクノロジーズは1月17日、アクセス制御、ログ取得・保管、監査者の補助の3つの機能に特化した「Access Check Essential(アクセスチェック エッセンシャル」を、2022年2月4日に発売すると発表した。

同製品は、情報システムを利用する上であらゆる操作が可能な最高権限を持つ「特権ID」の管理ソリューション「SecureCube Access Check(セキュアキューブ アクセスチェック)」の機能のうち、内部統制に不可欠な3つの機能に絞って提供するソリューションとなる。同製品の年間利用料は95万7千円からとなる。

同製品がゲートウェイとなり、ID・パスワードによる個人の「認証」、および事前に設定したポリシーに基づいてシステムへアクセスして良いかの「認可」を行う。特権IDを複数の利用者が共有している場合でも利用者を特定することが可能だ。また、事前に登録されたキーワード(危険なコマンドなど)が作業中に確認された場合、リアルタイムに通信を遮断する機能も備えている。

  • 「Access Check Essential」の利用イメージ

同製品ではアクセスの概要をまとめた「アクセスログ」と、実際の作業内容を記録した「操作ログ」の2種類のログを取得する。このほか、日次レポート機能によるアクセスログの一覧で、監査者はアクセス状況を把握できる。取得した操作ログに事前に登録したキーワードが含まれていないかどうかを、レポートから確認することもできる。

取得したログは監査者だけが参照でき、内部監査のモニタリングや内部統制の証明として有効なうえ、利用日時や利用者、接続元/接続先IPアドレスなどで検索条件を絞ることが可能だ。