エレクトロニクス部品及びOA機器、通信機器、映像機器等の電子機器の販売からソフトウェアの開発まで行う三信電気とAIプラットフォームを提供するMatrixFlowは1月12日、自治体向けにAIで河川水位を予測する「水位予測AIソリューション」を開発したことを発表した。
ソリューションでは、MatrixFlow社の開発するノーコードでAIシステムを構築・運用できるクラウド型プラットフォーム「MatrixFlow」を活用。三信電気は、最大4チャネルのアナログセンサーを接続可能なマルチ通信ゲートウェイと超音波水位センサー、投込み水位センサーなどのIoT機器を提供する。
現在、国土交通省では、298の洪水予報河川に6時間先の水位予測情報を提供し水害に備えているが、より早期の水位予測情報が課題となっている。今回、両社の技術により、センサーから受信したリアルタイムの水位データ及び過去の雨量などの気象データ、気象予報データをベースに機械学習を行うことで、ほぼ全ての河川で1週間後の水位予測が可能となったという。サービスは昨年12月より提供を開始しており、今後の水害対策への貢献が期待される。