VMwareは1月12日、昨年10月に開催したイベント「VMworld 2021」でベータ版としてアナウンスした、Kubernetes向けアプリケーション開発・運用プラットフォーム「VMware Tanzu Application Platform 1.0」の一般提供を開始した。

同製品は、 VMware Tanzu Kubernetes Gridに加えて、Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS)、Microsoft Azure Kubernetes Service(AKS) 、Google Kubernetes Engine(GKE) といった主要な Kubernetes ディストリビューション上で稼働するコンテナアプリケーションの開発からデプロイまでのプロセスを効率化するもの。

開発者は、Tanzu Application Platformを利用することにより、コンポーネントをつなぎ合わせることなく、ソフトウェアの構築に多くの時間を費やすことができるようになり、結果として、アプリケーションをより早く市場に提供することが可能になる。

また、Tanzu Application Platformは、セキュリティとコンプライアンスのガードレールを組み込んだサプライチェーンを構成することができるため、より安全なアプリケーションを作ることが可能になるという。

Tanzu Application Platformでは、VMware Tanzu Build ServiceがCloud Native Buildpacksを用いて、検証済みのビルディングブロックからコンテナを自動的に作成・更新する。そのため、Tanzu Build Serviceのユーザーは、実行イメージに環境変数を追加しその上に構築されたすべての既存アプリケーションをリベースすることで、簡単に脆弱性を緩和することができる。

  • 一般的なアプリケーションのデプロイとTanzu Application Platformによるデプロイの違い