三菱スペース・ソフトウエアは1月11日、個人情報ファイル検出・管理ソフトウエア「すみずみ君 Advance」の提供を発表した。同ソフトウエアを用いることで、管理者はPCやサーバからファイルを検索し、社内の運用ルールに基づいてファイル管理を行える。

管理者は設定した条件で企業のPC内の個人情報を自動検索し、個人情報が見つかった場合、各PCの利用者に通知を出せる。各PCの利用者は、検索結果画面に表示された個人情報ファイルの「移動」や「削除」を行える。

管理者用のダッシュボード画面では、暗号化やパスワードロックされていない危険性の高い個人情報ファイルの数をグラフィカルに確認できる。このほか、グループ別PCの検索結果一覧表示し、各PCごとに検索された危険度の高い個人情報ファイルの存在場所も把握できる。

  • 「すみずみ君 Advance」のダッシュボード画面

ライセンス形態は、年単位のサブスクリプションライセンスとなっている(ライセンス購入期間内のソフトウェア保守を含む)。「PCサブスクリプションライセンス(台数ライセンス)」は年額6600円/台(PC100台の場合)で、「サーバサブスクリプションライセンス(ディスク容量ライセンス)」は年額39万6000円(ディスク容量1TB以下の場合)となる。

同ソフトウエアには、検索条件が増えても検索速度が低下しない同社独自開発の検索エンジンが搭載されており、一般的な検索エンジンと比較して検索時間を短縮することが可能だという。また、「標準辞書」のほか、任意のキーワードや文字列パターンで検出できる「ユーザ辞書」を用意しているため、キーワードとAND/OR条件を組み合わせて、「何件以上含んでいた場合に検出する」というしきい値を自由に設定したファイル検索も行える。