Betanewsは1月8日、「Microsoft Edge for Windows 11 is getting Dynamic Refresh Rate to boost performance and reduce power consumption」において、Windows 11向けのMicrosoft Edge 99でスクロール時にリフレッシュレートを向上させる新機能が利用可能になったと伝えた。Edge 99は現在、Edge版のInsiderプログラムである「Microsoft Edge Insider」のCanaryチャネル向けにリリースされている。

  • Microsoft Edge 99.0.1131.0 canary

    Microsoft Edge 99.0.1131.0 canary

この新機能は、画面のスクロール時にのみより高いリフレッシュレートを使用することで、よりスムーズなスクロールを実現するというもの。Windows 11で提供されている動的リフレッシュレート(DRR)、またはWindows 10の可変リフレッシュレート(VRR)と呼ばれる機能を利用している。利用中のWindowsでDRRが利用できるかどうかは、設定アプリで[システム]→[ディスプレイ] > [ディスプレイの詳細設定]の画面で確認できる。

DRRが利用可能な場合には、Edge 99で「Boost screen refresh rate when scrolling」というオプションが選択可能になる。

  • 「edge://flags」で「Boost screen refresh rate when scrolling」を「Enabled」に設定する

    「edge://flags」で「Boost screen refresh rate when scrolling」を「Enabled」に設定する

このオプションを「Enabled」に設定することによって、スクロール時のみ高いリフレッシュレートが使用されるようになる。

Insiderプログラムは正式リリース前のテスト目的で公開されているもので、使用は自己責任となる。Edge 99は2022年2月8日にBetaリリースされる予定で、正式リリースは同3月3日を予定されている。