シーイーシーは1月11日から、ブラウザー移行サービスである「レガシーシステムIE脱却サービス」から、移行の影響調査や移行インパクトの事前把握を行える「アセスメントメニュー」を提供する。提供価格は60万円(40画面)からで、POC(試験的な検証)や変換・動作確認は個別見積もりとなる。
同メニューでは、Internet Explorer(IE)向けに開発されたWebアプリケーションを、Google Chrome、Safari、Microsoft Edgeなど他のブラウザーで利用可能にするマイグレーションの実施前に、ブラウザ移行に伴う修正箇所の調査や移行インパクトの分析を行える。
同社は約3~4週間を目途に現行システムの移行インパクトを可視化し、移行形式、費用、期間などの移行プランを提案する。
Windowsの標準Webブラウザとして長年利用されてきたIEだが、2022年6月でWindows 10におけるIE11のサポートが終了し、2023年3月には、Windows 8.1におけるサポートも終了する予定だ。IE向けに作成されたWebアプリケーションシステムを他ブラウザーで利用し続けた場合、正常に表示・動作しない可能性があり、不正アクセスやウイルス感染など、セキュリティリスクが高まる。そのため、IEでの利用を前提として開発されたWebアプリケーションを利用している企業には、サポート終了までにIE以外のブラウザーでもアプリケーションを利用するための改修が求められている。