米Microsoftは2022年1月4日・5日(現地時間)、Windows Serverに対する4つの帯域外パッチ「KB5010197」「KB5010196」「KB5010195」「KB5010215」を緊急リリースした。Microsoftによると、2021年12月の月例更新プログラムをインストールした一部の環境で、、画面が黒くなる、サインインが遅くなる、全体的に動作が遅くなる、リモートデスクトップ経由でサーバにアクセスできなくなるなどの問題が発生していたという。今回リリースされたパッチはこれらの問題を解消するためのものだ。
Windows Server 2022、Windows Server 2019、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2がこの問題の影響を受けるとされており、それぞれのパッチの詳細は次のサポートページにまとめられている。
- Windows Server 2022: 2022 年 1 月 5 日セキュリティ以外の更新プログラム (KB5010197) 帯域外
- Windows Server 2019: 2022 年 1 月 4 日 — KB5010196 (OS ビルド 17763.2369) 帯域外
- Windows Server 2016: 2022 年 1 月 5 日 — KB5010195 (OS ビルド 14393.4827) 帯域外
- Windows Server 2012 R2: 2022 年 1 月 5 日 — KB5010195 (OS ビルド 14393.4827) 帯域外
Microsoftでは、2021年12月の月例更新プログラムの適用後に発生したこの現象について、サーバへの接続を妨げる可能性のあるリモートデスクトップの既知の問題が原因と説明している。
今回リリースされた4つのパッチは、いずれもWindows Updateでは配信されないため、Microsoft Updateカタログから個別にダウンロードして手動で適用する必要があるとのこと。それぞれのパッチは以下よりダウンロードできる。