楽天グループは1月4日、同社の完全子会社の楽天モバイルに関して、同日を効力発生日として、楽天シンフォニー事業に関する権利義務を新設分割の方法により新設する楽天モバイルの完全子会社、楽天シンフォニーに承継したと発表した。
「Rakuten Communications Platform」(RCP)を含むクラウドネイティブなOpen RANインフラストラクチャに関連する製品やサービス等を集約し、通信事業者や企業、政府機関向けに、未来を見据えた、コスト効率の高い、通信用のクラウドプラットフォームを提供することを目指すとしている。
同事業を楽天シンフォニーとして法人化することで責務をより明確化し、機動的かつ柔軟な意思決定と業務執行を実行するとともに、楽天モバイルが保有する通信事業者向け製品、サービス、ソリューションを集約させ、4Gおよび5G用のインフラストラクチャ並びにプラットフォームソリューションを世界市場に提供するとしている。
楽天モバイルを分割会社とし楽天シンフォニーを新設分割設立会社とする新設分割となる。その対価として楽天シンフォニーは普通株式2,000株を発行し、すべてを分割会社である楽天モバイルに交付する。楽天モバイルの資本金の増減はない。楽天シンフォニーは、この事業に属する資産、負債及び契約上の地位等の権利義務のうち、新設分割計画書において定めるものを承継する。なお、新設分割による楽天モバイルの商号、事業内容、本店所在地、代表者、資本金、決算期の変更はない。