Q-Successは2022年1月3日(ドイツ時間)、「Web Technologies of the Year 2021」において、2021年にもっとも成長したSSL認証局がLet’s Encryptだったと伝えた。2位はSectigo、3位はDigiCert Groupとなっている。
Let's Encryptは既に大きな成功を収めている認証局だが、Q-Successはルート証明書を認証局としてカウントしていることから、これまではLet's Encryptが上位に入ることはなかった。Let's Encryptは長らくIdenTrustをルート証明書として使ってきた。
しかし、Let's Encryptは独自のルート証明書を確立したことから、2021年に急成長を遂げた。なお、Let's Encryptは証明書の普及に大きく貢献したものの市場シェアはIdenTrust、DigiCert Group、Sectigoなどと比べると小さい。独自のルート証明書を確立した今後、どのようにシェアが推移していくかが注目される。