Windows 11の正式リリースから2カ月半が経過したが、依然としてアップデートに伴う問題の完全な解消には至っていない。Microsoftは12月24日、Windows 11のサポートページを更新し、既知の問題の欄に「色をレンダリングするために Win32 API を使用するアプリケーションが期待通り動作しない可能性がある」という項目を追加した。
この問題は、使用している画像編集アプリケーションによっては、特定のHDRディスプレイの使用時に色を正しくレンダリングできない可能性があるというもの。Microsoftはこの問題について、「カラーレンダリングWin32 APIが特定の条件下で予期しない情報またはエラーを返す場合に発生する」と説明している。
ただし、本稿執筆時点ではまだハードウェアとソフトウェアのどの組み合わせに問題があるのかは明らかにされておらず、問題がどれくらい広範囲に及ぶのかなどはわかっていない。
サポートページでは、この問題を解決するソリューションは2022年1月下旬に利用可能になる見込みと記載されている。更新プログラムが利用できるようになるまでの暫定的な回避策は提示されていない。