SCSKとSCSKニアショアシステムズ(SCSK-NS)は12月27日、長崎県および長崎市と立地協定を締結したことを発表した。
立地協定締結に伴い、両社は地元志向の強い優秀な新卒学生・技術者の採用を進める。あわせて、「大都市圏の大手企業のエンハンス案件を地場拠点にて安定した体制で長期継続」するSCSK-NSモデルに賛同する地元パートナー企業と連携し、2022年7月より長崎県長崎市に新たな開発拠点を設立し、事業を開始する予定だ。
両社は既設のSCSK-NS宮崎開発センター、鹿児島開発センター、熊本開発センターとの人材、教育、開発業務での相乗効果を図り、開業後3年を目途に100名体制を目指す。
SCSK-NSは、国内9県10拠点(岩手県、秋田県、神奈川県、福井県、石川県、宮崎県、鹿児島県、熊本県、沖縄県)でニアショア開発サービスを展開している。SCSKは今回の取り組みでSCSK-NSの体制を拡充し、エンハンス案件(既存システムの機能拡張、性能向上のためのシステム保守案件)を、順次地方拠点に移管していくことで、現在の約840名体制から2022年度末に1000名体制、さらに計画的な拠点の開設を進め、2030年度末には2000名体制の構築を目指す。