日立ソリューションズは12月27日、熟練面談者のノウハウをノンコーディングでAIモデル化して良質な面談をサポートするという「面談支援AIサービス」をクラウド型で1月15日より提供開始すると発表した。

同サービスはスマートフォンやパソコンのブラウザ上で、熟練面談者のノウハウを学習したAIモデルが、被面談者の面談中の受け答えの様子から顔の表情などの非言語情報や言語情報を分析して、さまざまな特性の評価を予測するものだ。

同サービスにより、経験の浅い面談者でも個性や適性に対するAIモデルの定量的な予測結果を参考にしながら面談を実施できるようになるという。また、被面談者と面談者の都合が合わない場合は、アバターと面談した後に面談者が面談内容を確認し評価を行うことも可能とのことだ。

  • 面談支援AIサービスの利用イメージ図

同サービスを活用することで、熟練面談者と同程度の評価を行うAIモデルの評価予測を面談者が参照可能になるため、キャリア面談などの効率的な実施も可能になる。さらに、評価したい指標と被面談者に対する熟練面談者の評価結果を学習させるだけで、ノンコーディングで効率的にAIモデルが作成できるという。

AIモデルが熟練面談者の評価結果と異なる結果を出した場合には、熟練の面談者が評価結果の違いをAIモデルにフィードバックすることによって、評価の精度を継続的に向上させることも可能である。

同サービスはクラウド型で提供され、1カ月あたりの面談回数や使用用途、使用規模に応じて個別の見積もりが必要。画面のカスタマイズやAPI連携などに応じて価格が変わるという。